どちらも「企業で働くこと(一般就労)」を目指す、都立特別支援学校高等部の職業学科です。名前が似ていて分かりにくい2つの違いと、選考の仕組み・過去問の探し方をまとめました。
就業技術科・職能開発科は、東京都立の知的障害特別支援学校 高等部に置かれた、卒業後の企業就労(一般就労)を目指す専門の学科です。作業や実習を多く取り入れ、働くために必要な知識・技能・生活習慣を身につけていきます。どちらも知的障害のある生徒が対象ですが、対象の程度や教育の重点が少しずつ違います。
| 就業技術科 | 職能開発科 | |
|---|---|---|
| 対象 | 比較的軽度の知的障害 | 軽度〜中程度の知的障害 |
| 教育の位置づけ | 専門的職業教育 | 基礎的職業教育 |
| 育てる力 | 身につけた知識・技能や経験をもとに、職責の範囲内で自ら判断して職務を遂行する力 | 任された職務を正確に遂行できる力 |
| 定員(目安) | 1学年 60〜100名程度(学校による) | 1学年 20名程度(2クラス) |
| 共通点 | どちらも企業就労を目指す/作業・実習中心のカリキュラム/選考は学力検査ではなく適性検査が中心 | |
就業技術科・職能開発科の入学者選考は、5教科の学力検査ではなく適性検査が中心です。そのため、支援学級で内申点がつかない生徒でも挑戦できます。適性検査は大きく2つに分かれます。
適性検査Ⅰ…指示の内容を理解して正確に作業を進める力、数量・時間・言語などの基本的な理解力、図や表を読み取る基本的な力を見ます。
適性検査Ⅱ…日常生活で経験した事柄や、社会・集団でのルールなどを文章で表現する力(作文的な内容)を見ます。
あわせて面接などが行われ、調査書も提出しますが、通常学級のような内申点で合否が決まる仕組みとは異なります。
就業技術科・職能開発科の適性検査問題(過去問)は、東京都教育委員会の公式サイトで公開されており、PDFで無料ダウンロードできます。直近の年度から数年分がまとめて掲載されています。
「都立特別支援学校 適性検査問題」で検索するか、こちらから:
https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/admission/special_needs_school/aptitude_test
令和8年度・令和7年度…と年度ごとに掲載されています。就業技術科・職能開発科は共通の適性検査問題です。
本番と同じ形式・時間配分で解いてみると、お子さんの得意・苦手が見えてきます。出題方針や内容例も同じサイト内に掲載されています。